ほっと安らぐ、毎日の一献。

萬歳楽 甚-Jin-

萬歳楽の純米酒「甚 -Jin-」は、日々の食卓に寄り添いながらも、じっくりと旨味を堪能できる一本です。

派手な香りや刺激ではなく、口に含むほどにやわらかさと奥行きを感じさせる味わい。

飲み飽きることなく、毎日の晩酌に自然と溶け込む懐の深さがあります。

 

*この商品は常温便での発送となります。また、糠漬け製品との同梱の場合はクール便の発送となります。但し、冷凍便との同梱は出来ませんので、別途送料が発生いたします。

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*冷凍品との同時購入の場合、申し訳ございませんがキャンセル扱いとさせていただきます。改めて別々にご注文くださいますようお願いいたします。

商品仕様

■蔵元:小堀酒造店(石川県白山市)

■造り:純米酒

■容量:720ml 

■原料米:北陸12号(石川県白山市産)

■仕込水:手取川水系伏流水

■精米歩合:68%

■使用酵母:きょうかい601号

■アルコール度:16%

■保管:冷暗所(開栓後は冷蔵庫)

飲み方

「甚 -Jin-」の魅力は、飲用温度の幅広さにもあります。

冷酒で味わえば清涼感が際立ち、燗にすると旨味が一層やわらかく広がります。

特に40〜45℃に温めると、米の持つ優しい甘みと香りが引き立ち、格別の味わいを楽しめます。

 

 


包容力のあるクラシカル純米

復活を遂げた「甚兵衛米」 北陸12号

原料米には、白山市鶴来で栽培された「北陸12号」を使用。

1935年に新潟で生まれ、小堀酒造店の先々代蔵元が石川県に紹介した酒米で、その名から「甚兵衛米」とも呼ばれてきました。

しかし1960年代以降は五百万石に取って代わられ、やがて絶滅寸前に。

「この味を絶やしてはいけない」という想いから、地元農家と共に復活させ、再び田んぼに命を吹き込みました。

萬歳楽にとって特別な意味を持つ米が、この酒の核となっています。

歴代の「甚」を支える酵母

使用するのは、きょうかい6号酵母の泡なし変異株「601号」。

歴代の「甚」シリーズに受け継がれてきた酵母で、華やかすぎない穏やかな香りをもたらし、旨味をしっかり感じさせながらも淡麗な後味を演出します。

「飲みやすさ」と「飲み応え」を両立する、伝統と工夫の象徴ともいえる存在です。

旨味を重視した麹づくり

麹づくりでは総破精型を徹底し、麹歩合を多めに取ることで旨味を最大限に引き出しました。

そのため酒にはわずかな黄味が見られますが、あえて脱色を行わず、自然な旨味を優先。

色を整えることよりも、味わいのバランスを大切にするという、蔵の哲学が反映されています。

穏やかな吟醸香と、まろやかな淡麗旨口

香りは穏やかな米の風味に、そっと寄り添う吟醸香。

口に含むと、旨味と酸味が調和し、風味豊かでまろやかな味わいが広がります。

派手さよりも落ち着きと奥深さを大切にした、クラシカルな純米酒です。

ペアリング例

幅広い料理に寄り添う万能さが持ち味です。刺身や淡白な料理はもちろん、旨味の強い濃厚な肴にもよく合います。

・アワテガレイの昆布締め・カワハギ肝醤油・豚肉味噌漬け焼き・茹でガニ・カニ甲羅味噌

・ホタルイカの沖漬け・鴨肉朴葉味噌焼き・アヒージョ

蔵紹介

小堀酒造店の創業は江戸享保年間(1716年~1736年)。白山さんとして親しまれている山比咩神社の門前町として栄えた石川県鶴来の地に塩や米、諸々の品物を扱う商家として営みを始めました。神社の門前町という流れの中で酒を扱うようになり、明治末期には酒造専業に転向。戦後は地元で広く親しまれる酒造りに心を注ぎ、生産農家とのつながりを重視しながら、より良い酒造りに邁進してきました。「萬歳楽」の酒名は謡曲「高砂」より命名され、詩人・野口雨情もこの酒を愛しました。

森の吟醸蔵 白山

創業300年の伝統を誇る酒造りを大きく変えたのが、平成13年(2001年)に完成し翌年操業を始めた「森の吟醸蔵 白山」です。

白山市河内の森を切り開き、伐採した杉を全て木材に活用したオール木製蔵となりました。

その中の醸造タンクは、通年酒造が可能なサーマルタンクで、5トンを19基、3トンを10基備えています。

また蔵内は雑菌などが入り込めない構造で、温度や湿度などの環境はコンピュータで管理しています。

白山菊水

仕込み水は霊峰白山に発する手取川水系の伏流水です。

白山の山頂に降った雪は100年以上かけて浄化されたその水を、標高約200mにある専用の井戸で汲み上げています。

白山市の手取川の上流には、昔からイワギク、リュウノウギク、ヤマシロギクなどの野生菊が群生しており、その滴りを受けて流れる手取川の水は菊水として尊ばれていました。

菊水が尊ばれるのは中国の仙道の影響で、菊の滴を集めた水は特別の力があり、不老長寿の薬になると信じられていたようです。

つまり、この菊水で醸造した酒なので菊酒と呼ばれているようです。

白山菊酒認証酒

白山菊酒からGI白山へ

歴史を紐解くと、山科大納言の日記に「大永7年(1524)4月、白山長吏が土産としてはるばる京都へ菊酒を持参した・・」とあり、また、太閤記には、慶長3年(1598年)3月、秀吉が「醍醐の花見」の宴を催した際、諸国の銘酒が集められましたが、その第一に加賀の菊酒が挙げられたと記されております。

そして、歴史ある加賀の菊酒の流れを受け継ぐ「白山」は、日本で初めて清酒の地理的表示(GI)に指定されました。

能登杜氏四天王によって醸される

「萬歳楽」の能登杜氏、家修氏は三十歳の時に蔵人として蔵入りし、三十九歳で杜氏になりました。

「黒龍」や「喜楽長」の有名蔵の杜氏を経験して地元石川県の「萬歳楽」の杜氏に就任。

能登杜氏自醸酒品評会首席最高賞受賞

(平成28年4月・平成26年4月・平成24年4月)や全国新酒鑑評会 金賞15回 受賞などの実績豊かな名杜氏です。


これはお酒です。20歳未満の方への販売はいたしません。

20歳以上の年齢であることを確認できない場合には、酒類を販売をいたしません。