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油与商店店長です。前回、こんか漬けの成分についてのpHとはという話をしました。(こちらを参照)今回は、その成分のなかで塩分について何か書こうと思います。
こんか漬けは、魚の水分を抜き日持ち効果を高めるため塩で埋め込む【塩蔵作業】から始まり、米糠・糀・唐辛子で漬け込みます。さらにいしるも適時注ぐのですが、このいしるは魚醤なので、こちらも塩分が高く、仕上がったこんか漬けの製品はやはり塩分濃度が高いものとなります。
さて、最近よくスーパー等で見られる梅干しには「塩分~%」という表示があります。こんか漬け(へしこ)にはまだそういった表示がなされていないのが現状です。ただ、塩分表示について参考になるものが他商品で何かないかと考えた場合、ふと浮かんだのが塩鮭です。
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塩鮭は、概ね「甘口」「中辛」「辛口」「大辛」という感じで塩辛さの目安が表記されています。
この目安は、恐らくですが規定みたいなものはないはずです。一般的に塩鮭の塩分濃度は以下の通りです。
・甘口・・・塩分濃度3%くらい
・中辛・・・塩分濃度5%前後
・辛口・・・塩分濃度8%前後
・大辛・・・塩分濃度10%以上
こんか漬け(へしこ)は、この目安に倣うなら、辛口から大辛ほどか、といったところでしょうか。