さわらの刺身

油与商店店長です。

皆さま、【さわら】の刺身を召し上がったことはありますか。ここでいう【さわら】とは、鰆のことではありません。

金沢では、【かじきまぐろ】のことを【さわら】と呼びます。

春から夏にかけて旬を迎える「クロカジキ」、冬が旬の「シロカジキ」、カジキ類の中で最も美味な「マカジキ」などが代表的です。

一方、鰆は金沢では【やなぎざわら】と呼び、2種類の意味・使われ方をしています。

このように呼ばれるようになった由来や、いつから呼ばれていたのかは、未だ不明なのですが、金沢ではこの【さわら】を刺身はもとより、昆布締めにして食べるのが一般的です。関東方面で【かじきまぐろ】といえば、バター焼き・照り焼き・ソテーといった焼き物や、煮付け(甘辛煮)がメジャーではないでしょうか。