日本海の荒波にもまれた天然ふぐ「能登産まふぐのぬか漬け」新登場


日本海の荒波にもまれた能登の天然ふぐ「まふぐ」を、創業300年の老舗伝統の製法で糠に漬け込みました。引き締まった身のプリプリした食感に加え、旨味も濃い「まふぐ」の味を最大限に引き出した逸品で、ふぐ刺しのようにそのまま召し上がれます。
冷酒のあてに最適です。
どうして能登ふぐは美味しいのか?
天然ふぐ漁獲量日本一
石川県では一年を通してさまざまな種類の天然ふぐが漁獲され、全国有数の漁獲量を誇ります。平成23年から27年の5年間、そして29年度には全国1位を記録しました。
漁獲されるふぐの種類はさまざまで、秋の白サバフグ、冬から春のトラフグにマフグ、春から初夏のゴマフグなどです。その他にも、ショウサイフグ、赤目フグなどさまざまな種類のフグが獲れています。
世界農業遺産「能登の里海里山」という環境

マフグやゴマフグといった天然ふぐは、産卵時期にあたる春先から初夏にかけて能登にやってきます。
砂地や岩場、藻場など多様な様相を見せる能登の海はちょうど産卵に適した場所になります。

また、過酷な北陸の海上や、さらに雪解け水が流れ込む海域のため春先の水温が低いという能登の海の環境で、いわば<日本海の荒波にもまれた>天然ふぐは旨味が濃くなります。
そして能登で育った天然ふぐは引き締まった身のプリプリした食感になるのです。
傷をつけない漁獲方

能登の天然ふぐは主に定置網で漁獲されていますが、水揚げされるふぐはお互いに噛みついて傷つけてしまいます。
そのため、洋上ですぐに歯を切り落とす作業を行い、品質を保つ努力を怠りません。
「ふぐの女王」マフグは高たんぱく・低カロリー

トラフグが「ふぐの王様」と言われるのに対して、マフグは「ふぐの女王」とも言われます。
これは、脂質が少なく高たんぱく・低カロリーなためで、マフグの脂質の少なさは、白身魚の中でも有数です。
白身魚の代表格の一つ鯛の脂質が、一尾(可食部)270gあたり約29.2gに対して、マフグの脂質は切り身80gあたり、なんと0.32gマフグという数値で圧倒的に少ないのが特徴です。
濃い旨味「アスパラギン酸」が豊富

旨味成分であるアスパラギン酸が、マフグの方が高級魚のトラフグよりも多く、さらには甘み成分もトラフグを上回ります。
ちなみに、旨味とは、甘味、酸味、塩味、苦味の4基本味の後に発見された基本味のこと旨で、4基本味を混ぜても、合わせても作り出すことが出来ない独立した味のことを言います。4基本味と合わせて、5原味と言われます。